食中毒
春になり温かくなりました。
食品の管理は大丈夫ですか?
おおざっぱな私は カレーやシチュー、みそ汁などが残ったら冷蔵庫にお鍋ごと入れてしまいます。
それで大丈夫なんですかね・・・(・・;)
春から梅雨の時期、夏・・・これからの季節はますます食中毒が多くなります。
現実には季節関係なく食中毒は起こっています。
初任者研修の勉強の中で、訪問介護やグループホームなどでの調理の講義がありました。
現場では買い物に行ったり、料理を作ったり、それを保存したり・・・
食品の選び方や扱い方法、調理はもちろん保存方法など様々な知識が必要になってきます。
先日、食中毒予防のポイントを教わりました。
参考にして頂けると嬉しいです。
家庭でできる食中毒予防6つのポイント
1996年は、学校給食などが原因となった、過去に例を見ない規模の腸管出血性大腸炎O157による集団食中毒が多発しました。
1997年に入っても、家庭が原因と疑われる散発的な発生が続き、死亡した例も報告されています。
食中毒は家庭でも発生します
小さなお子様や高齢者がいるご家庭は特に注意が必要です。
体力がない方や免疫力が落ちている方の場合は重症化しやすくなります。
食中毒はポイントをおさえることで防ぐことができます。
食材の購入・食事作り、保存の際に ご家庭でもチェックしてみませんか?
ポイント1.食品の購入
・肉、魚、野菜などの生鮮食品は新鮮な物を購入しましょう。
・表示のある食品は、消費期限などを確認し購入しましょう。
・購入した食品は、肉汁や魚などの水分がもれないようにビニール袋などにそれぞれ分けて包み、持ち帰りましょう。
・特に、 生鮮食品などのように冷蔵や冷凍などの温度管理の必要な食品の購入は、買い物の最後にし、購入したら寄り道せずまっすぐ持ち帰るようにしましょう。
ポイント2.家庭での保存
・冷蔵や冷凍が必要な食品は、持ち帰ったらすぐに冷蔵庫や冷凍庫に入れましょう。
・冷蔵庫や冷凍庫の詰めすぎに注意しましょう。めやすは7割程度。
・冷蔵庫は10℃以下、冷凍庫は-15℃以下に維持することがめやすです。
細菌の多くは、10℃では増殖がゆっくりとなり、-15℃では増殖が停止しています。
しかし、細菌が死ぬわけではありません。
早めに使い切るようにしましょう。
・肉や魚などは、ビニール袋や容器に入れ、冷蔵庫の中の他の食品に肉汁などがかからないようにしましょう。
・肉、魚、卵などを取り扱う時は、取り扱う前と後に必ず手指を洗いましょう。
・せっけんを使い洗った後、流水で十分に洗い流すことが細菌汚染を防ぐ良い方法です。
・食品を流し台の下に保存する場合は、水漏れなどに注意しましょう。
また、直接床に置いたりしてはいけません。
ポイント3.下準備
・台所を見渡してみましょう。チェックしてみて下さい。
ゴミは捨ててありますか?
タオルやふきんは清潔なものと交換してありますか?
せっけんは用意してありますか?
調理台の上は、片づいて広くつかえるようになっていますか?
・井戸水を使用している家庭では、水質に十分注意してください。
・手を洗いましょう!
・生の肉、魚、卵を取り扱った後には、また手を洗いましょう。
途中で動物に触ったり、トイレに行ったり、おむつを交換したり、鼻をかんだりした後の手洗いも大切です。
・肉や魚などの汁が、果物やサラダなど生で食べる物の調理の済んだ食品にかからないようにしましょう。
・生の肉や魚を切った後洗わずに、その包丁やまな板で、果物や野菜など生で食べる食品を切ることはやめましょう。
洗ってから熱湯をかけたのち 使うことが大切です。
包丁やまな板は、肉用、魚用、野菜用と別々にそろえて使い分けるとさらに安全です。
・ラップしてある野菜やカット野菜もよく洗いましょう。
・冷凍食品など凍結している食品を調理台に放置したまま解凍するのはやめましょう。
室温で解凍すると、食中毒菌が増える場合があります。
解凍は冷蔵庫の中や電子レンジで行いましょう。
また、水を使って解凍する場合には、気密性の高い容器に入れ、流水を使います。
・料理に使う分だけ解凍し、解凍が終わったらすぐ調理しましょう。
解凍した食品をやっぱり使わないからといって、冷凍や解凍を繰り返すのは危険です。冷凍や解凍を繰り返すと食中毒菌が増殖したりする場合もあります。
・包丁、食器、まな板、ふきん、たわし、スポンジなどは、使ったらすぐに、洗剤と流水で良く洗いましょう。
ふきんはよごれたら、清潔なものと交換しましょう。
漂白剤にひと晩つけ込むと消毒効果があります。
包丁、食器、まな板などは、洗った後、熱湯をかけたりすると消毒効果があります。
たわしやスポンジは煮沸すると安心です。
ポイント4.調理
・調理を始める前にもう一度、台所を見渡してみましょう!
下準備で台所がよごれていませんか?
タオルやふきんは乾いて清潔なものと交換しましょう。
手を洗いましょう。
・加熱して調理する食品は十分に加熱しましょう。
加熱を十分に行うことで、もし、食中毒菌がいたとしても殺すことができます。
めやすは、中心部の温度が75℃で1分間以上加熱すること。
・料理を途中でやめてそのまま室温に放置すると、細菌が食品に付いたり、増えたりします。途中でやめるようなときは、冷蔵庫に入れましょう。
再び調理するとこは、十分に加熱しましょう。
・電子レンジを使う場合は、電子レンジ用の容器、ふたを使い、調理時間に気を付け、熱の伝わりにくいものは、時々かき混ぜることも必要です。
ポイント5.食事
・食卓に付く前に手を洗いましょう。
・清潔な手で、清潔な器具を使い、清潔な食器に盛り付けましょう。
・温かく食べる料理は常に温かく、冷やして食べる料理は常に冷たくしておきましょう。めやすは、温かい料理は65℃以上、冷やして食べる料理は10℃以下です。
・調理前の食品や調理後の食品は、室温に長く放置してはいけません。
例えば、O157は室温でも15~20分で2倍に増えます。
ポイント6.残った食品
・残った食品を扱う前にも手を洗いましょう。
残った食品はきれいな器具、皿を使って保存しましょう。
・残った食品は早く冷えるように浅い容器に小分けして保存しましょう。
・時間が経ち過ぎたら、思い切って捨てましょう。
・残った食品を温め直す時も十分に加熱しましょう。めやすは75℃以上です。
味噌汁やスープなどは沸騰するまで加熱しましょう。
・ちょっとでも怪しいと思ったら、食べずに捨てましょう。
食中毒予防の三原則
食中毒菌を
1.つけない
2.増やさない
3.死滅させる
上記の6つのポイントはこの三原則からなっています。
これらのポイントをきちんと行い、家庭から食中毒をなくしましょう。
食中毒は簡単な予防方法をきちんと守れば予防できます。
それでももし、お腹が痛くなったり、下痢をしたり、気持ちが悪くなったりしたら、
お医者さんに相談してくださいね💛
私の幸せは
美味しいものを食べる(#^^#)
そしてよく眠る・・・
食べることに幸せを感じる私は、食中毒になったらたまりません(-_-;)
食中毒予防の6つのポイントでは
当たり前と思うこともありましたが、できていないこともたくさんありました(・・;)
改めて気を付けようと思います。
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