介護職員初任者研修
介護職員初任者研修資格を取るべく勉強に通っています。
復習を兼ねてブログを更新していこうと思います。
介護職員初任者研修は介護の資格としては、受講し実習後 テストを受ければ取れる簡単な資格だと思いますが 勉強中の私にとっては かなり難しいように感じます。
介護職に就いている方は初心に戻るという意味で……
これから勉強しようと思っている方は参考に……
また親や配偶者の介護など 私たちの年齢ではとても身近で 避けては通れない現実です。
私自身は身近な人たちに迷惑をかけたくないと思っていますが……
予防的な視点からも参考にしていただけると嬉しいです。
一緒に勉強しましょう!
【生活支援と住環境整備】
1.生活と家事
(1)生活支援としての家事サービス
介護サービスが果たしていくべき役割は、利用者その人の日常的な生活が継続できるよう支えていくこと。
家事サービスだからといって軽視することなく、「生活支援」の視点から必要な支援や多職種との連携、あるいはサービス提供上の工夫などをしっかりと考えていくことが求められる。
家事援助と生活支援にて介護職が自問するべき視点
①利用者に援助内容について意思の確認を行う
②利用者と共に行う(考える)
③利用者と共に行えるような環境を整える
④利用者にできることはしてもらう。
在宅での支援の代表的なサービス内容
・食生活:整理、補修、洗濯、収納、アイロンがけなど
・食生活:献立作成、調理、配膳、下膳など
・住生活:室温などの調整、掃除、ごみ出しなど
・代行:日用品などの買い物、薬の受け取りなど
直接本人の援助に該当しない行為や、日常生活の援助に該当しない行為はサービス内容として認められていないので注意する。
⑶調理(食事)支援の為の栄養と食中毒予防
食物の五大栄養素(炭水化物、脂質、たんぱく質、無機質、ビタミン)は体内にとり入れられてさまざまな働きをするので、バランスよくとることが必要。
食事バランスガイド
「食事バランスガイド」は2005年に厚生労働省・農林水産省によって策定された。
1日に「何を」「どれだけ」食べればいいかが一目でわかる食事の目安。
「主食」「副菜」「主菜」「牛乳・乳製品」「果物」の5グループの料理や食品を組み合わせてとれるようコマに例えてそれぞれの適量をイラスト↓↓でわかりやすく提示している。
「主食」「副菜」「主菜」「牛乳・乳製品」「果物」の5区分で菓子や水はこの区分に入らない。
軸は水分である水やお茶でできている。
コマを回す紐は菓子や嗜好飲料を表している。
運動することでコマが回る。
高齢者の心疾患にも関係する「老化」
老化防止には動物性たんぱく質!
日本人の75歳以上の高齢者の死因で女性の1位、男性の2位が「心臓病」。
心臓病発生には体の栄養状態の良否が深く関わっていることが分かっている。
高齢期の心臓病や脳卒中は体の老化そのものが原因となる。
「コレステロール」の過剰摂取に注意するより、老化を加速させる低栄養状態におちいらないよう、進んで動物性たんぱく質を摂取することがとても大切。
食中毒予防
食に欠かせない衛生面で、消費期限や賞味期限だけでなく食中毒を予防するために
食中毒の三原則「付けない」「増やさない」「やっつける」を守ることが大切。
食中毒のサルモネラ菌は主に卵が原因食品となっている。
カンピロバクターは主に肉が原因食品となっている。
ウェルシュ菌はカレーやシチューが原因食品となっている。
腸炎ビブリオは生の海産魚介類が主な原因食品である。
ノロウイルスは主にカキ(貝)が原因物質である。
2.快適な住居環境整備と介護
(1)快適な居住環境づくり
快適な住居環境づくりは温度湿度、臭い、照明や音響、清潔さ、生活のしやすさ、個人の好みや家族の意向などを踏まえ、安全管理をもとに適切に行う。
福祉用具を活用する
福祉用具の購入や貸与(レンタル)を利用する
(2)住居の安全と事故防止
高齢者の事故を防ぐためには、事故の実態や傾向を知り 本人、家族、介助者でそれぞれができる事故防止対策をする。
加齢に伴い様々な身体機能が変化する(心肺機能の低下、筋力の低下、視覚・聴覚の低下、嚥下機能の低下など)
高齢者の事故で救急搬送されている約8割は、ころぶ事故。
ころぶ事故を防ぐには
・段差をなくす
・段差(段の先端部)を分かりやすくする
・足元を十分に明るくする(足元灯・照明器具の設置)
・滑り止めをする(階段・廊下・玄関先など)
・歩行を補助する(手すりなど)
・ころぶ原因となるものは取り除く(整理・整頓)
介護保険 住宅改修工事
介護に必要な「特定の住宅改修」にかかった費用(住宅改修費)の支給を行う制度。要支援・要介護問わず、一人当たり20万円まで一律に支給される。自己負担は1割ないし2割(負担割合率によって異なる)
上限額を超えなければ何回かに分けて使うこともOK。
(3)ICIDH(国際障害分類)ICF(国際生活機能分類)の違い
1980年に提案されたICIDHの考え方
疾病→機能障害→能力障害→社会的不利
のように、社会的不利=本人に疾病や障害などがあることが原因で発生するという一方的な考え方
↓ そうじゃないでしょ?
環境が整ったりすれば、できない事もできるようになったりするので、本人のできないことばかりに着眼するのではなく、活動や参加に視点を置き支援していく事が大切。
ということで2001年に改定されたのがICF
(4)まとめ
・住宅環境を整備することで快適に過ごせる。
・転倒を防ぐことができる。
・またできなかったこを容易にできるようになる。それにより介護者の負担も大きく軽減できる。
・福祉用具を使用することで、気兼ねすることなく自分自身でしたいこと(できること)が行える。
・福祉用具を使用することで、家族や介護者の負担を大きく軽減することができる。
・それにより住み慣れた我が家での生活を快適に送っていくことができる。