介護職員初任者研修
介護職員初任者研修資格を取るべく勉強に通っています。
復習を兼ねてブログを更新していこうと思います。
介護職員初任者研修は介護の資格としては、受講し実習後 テストを受ければ取れる簡単な資格だと思いますが 勉強中の私にとっては かなり難しいように感じます。
介護職に就いている方は初心に戻るという意味で……
これから勉強しようと思っている方は参考に……
また親や配偶者の介護など 私たちの年齢ではとても身近で 避けては通れない現実です。
私自身は身近な人たちに迷惑をかけたくないと思っていますが……
予防的な視点からも参考にしていただけると嬉しいです。
一緒に勉強しましょう!
【介護の基本的な考え方】
1.介護に関する専門的知識・技術の必要性
介護とは他者である要介護状態の高齢者などの「からだ」と「こころ」の両面に関わっていく仕事。具体的に身体的な動作を伴うことに関する知識や技術のほか
①他者にも共感でき、相手の立場に立って考えられる姿勢
②心理・社会的なケアのニーズもふまえた全人的アプローチの視点
③医学や看護、リハビリテーション、心理などの他領域についての基本的理解
④円滑なコミュニケーションができる能力
⑤適切に記録・記述できることや適切に記録を管理できる
といったことが求められる。
2.介護サービスは何を目的に支援していくのか
介護サービスの目的
利用者の日常的な「生活支援」をしていくこと。
専門的な介護サービスの役割とは、その人なりの「生活リズムを維持」し、自分なりに「納得した毎日」を過ごしていくという、ごく当たり前の日常を支援していくこと。
要介護状態にある利用者に対して、必要な保険医療サービスおよび福祉サービスを提供し、利用者その人の精神的側面も含めた「自立を支援」し「尊厳の保持」に努めていくこと。
利用者一人ひとり異なっていて当たり前→個別支援が重要
医療サービスは主として病気やケガといった要介護状態に至った要因に対して直接的にアプローチしていくのに対し、介護サービスは本人への直接的な関わりのみならず「生活環境」面へアプローチしていく視点が重要。
要介護状態に至ったことで生じてしまった「暮らしづらさ」の軽減を図っていくため、直接的に介助することだけではなく、福祉用具を用意したり、生活リズムを整えたりといった面での関わりにも十分な配慮をしていくことも求められる。
当事者主体のQOL(生活の質)を高める視点を持ち「生きがい」や「充実感」を考えていくことも大切。
3.介護に関わる法律上の考え方
介護サービスを提供していく上で最も基本となる「介護保険法」では、
「加齢に伴って生ずる心身の変化に起因する疾病等により要介護状態となり、入浴、排泄、食事等の介護、機能訓練並びに看護及び療養上の管理その他の医療を要する者等について、これらの尊厳を保持し、その有する能力に応じ自立した日常生活を営むことができるよう、必要な保険医療サービスを及び医療サービスに係る給付を行う・・・」
4.生活障害という視点
2001年WHOの総会において「ICF(国際生活機能分類)」が採択された。
ICFの考え方
「障害」についての視点のもち方を、一人ひとりの「生活」や「社会」との関係性のなかでの課題として捉え直していこうとするもの。
「障害」とはただ一個人に属する客観的な事実ではなく「生活」「社会」との関係のなかで考えるべき「相対的な概念」である。
要介護状態という「障害」を有する者への支援を考えていくなかでは、「何のために」「どの程度」の支援が必要とされるのかについて、一人ひとりが状況を個別的に把握し、考えていく必要がある。